2018.07.28.Sat - 08.17.Fri | 名古屋シネマテーク(愛知|今池)
関東大震災直後、急速に不寛容な社会へとむかう時代に実在した、女相撲に明け暮れる強くなりたいと願う女たちと、社会を変えたいと願ったアナキストな男たちの姿を描いた、鬼才・瀬々敬久監督の手による映画作品『菊とギロチン』が、名古屋シネマテークにて7月28日から上映中。
物語の舞台は、大正末期、関東大震災直後の日本。混沌とした社会情勢の中、急速に不寛容な社会へとむかう時代。登場するのは、かつて実際に日本全国で興行されていた「女相撲」の一座と、実在したアナキスト・グループ「ギロチン社」の青年たち。女だという理由だけで困難な人生を生きざるを得なかった当時の女たちにとって、「強くなりたい」という願いを叶えられる唯一の場所だった女相撲の一座。様々な過去を背負った彼女たちが、少し頼りないが「社会を変えたい、弱い者も生きられる世の中にしたい」という大きな夢だけは持っている若者たちと運命的に出会う。立場は違えど、彼らの願いは「自由な世界に生きること」。次第に心を通わせていく彼らは、同じ夢を見て、それぞれの闘いに挑む――。
監督の情熱にこたえ、キャストたちは大正時代の若者役に体当たりで挑んだ。ヒロインである新人力士・花菊役には、約300名の応募者の中から選ばれ、野尻克己監督作『鈴木家の嘘』のヒロインにも抜擢された新人、木竜麻生。「ギロチン社」のリーダー役を東出昌大を演じるほか、井浦新、嘉門洋子、渋川清彦、嶋田久作、川瀬陽太、池田良ほか豪華キャストが脇を固める。
2018年7月28日(土)~8月17日(金)
『菊とギロチン』
公式HP:http://kiku-guillo.com/
監督・脚本:瀬々敬久
出演:木竜麻生、東出昌大、寛一郎、韓英恵、嘉門洋子、渋川清彦、小木戸利光、井浦新 ほか
2018年/189分/日本
©2018 「菊とギロチン」合同製作舎
上映劇場:名古屋シネマテーク 愛知県名古屋市千種区今池1−6−13 今池スタービル2F
http://cineaste.jp/
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