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【短期集中連載】
鷲尾友公 a.k.a. わしんとん先生、ワシントンへ行く。
〜アメリカ滞在記Vol.4〜

Text & Photo by Tomoyuki Washio

 

7月29日 土曜日 快晴

アシスタント:原因不明、Tim 圧倒的に機嫌が悪くなる・わしんとん先生あの手この手でご機嫌を伺うも効果なし!!

朝からTimがアシスタントとして来たのだが、朝食後timの機嫌が悪く感じる。笑わない。

Why?!? 言葉も通じないため謎のバッドバイブスに引き込まれそうになる。

気づくと夕方になり、18時にtimは帰っていった。

そこから粛々と作業。合間にビールを呑んで墨入れをしていたらあっという間に23時。

深夜2:00 寝る。

 


玄関にでると猫探してますチラシ。みつかっただろうか。。。


あっというまに夕暮れの夜9時!

 

7月30日 日曜日 快晴

今日は午前中から来客で賑わう。

その後は timは17時まで作業。帰宅。

あっという間に18時。

その後25時頃までちょこちょこ制作。

毎晩寝落ちする為にNETFLIXのドラマを追いかけてるのだが話が全く頭に入ってない。

27時就寝


ドリンクのストック。結局毎日呑んでる。。。


メキシコ料理のタマーリ。美味!


いつもの風景。

7月31日 月曜日 快晴

9:00起床

ひたすらに制作。1日が終わる。

Netflixのドラマを最終話までみたのが結局「何の話?」全く集中して観れてない自分。

TENETを劇場で観て3回寝た自分。

風立ちぬを劇場で寝落ちして震災のシーンを見逃している自分。

27:00就寝

 


いつもの時間夜8時!


これもメキシコ料理だったかわすれたけど美味!!

 

8月1日 月曜日 快晴

9:00起床

朝から制作、昨夜の時点でほぼ出来上がりまで見えてきた。

修正しながら進める。絵を描いていてこの時間帯が1番心地良いのだがこれもあっというま描いた絵は手放さないといけない。エスキースからラフスケッチ、そして下図、この段階はとても苦しい(っていうのは絵考えるって意味での苦しさ)。 

最近ではAIの発達によって絵も描けてしまうなんて話もよく知らんけど。。。ま、どれだけ技術が進歩したとしてもこの絵に向かっている1番良い心地のいい時間というのは理解不能だろう(別に知る必要無くね?と言われてしまうかも?)となると結局自己満の世界なのだろうか。よくわからなくなって来たのでおやつを飲んでもう一度画面に向かうことにする!もう少しで今描いている絵も手放す。少しづつ近づく。

ここ数日の行動を下の図にて。

 

④で起床 ①で制作 ②で食事 ③で喫煙 ④で就寝
日中は①ー②時々③を繰り返し④で終了。
この数日はこのパターンで日々が過ぎていった。

今日は8月1日。今滞在してる4thでブロックパーティーが開催された。

僕の想像していたパーティーとは違い近所の人たちが作った料理を持ち寄り、道の真ん中に設置したテーブルを囲んで立ち話をする。という内容だった。目の前の通りで行われていた為どのようなテンションで参加すればいいかわからず。というかイメージできず。。。あまりにもローカル過ぎて結局参加できなかった。観光客のふりをして参加すればよかったのだろうか。。。こうおもわれるだろう。「向かいの家(クラークの家)からアジア人が出て来たけどこいつ誰?」と。「観光客がクラークの家から出てくるわけないっしょ。」「つか誰?」と。楽しそうな会話が聞こえてくる中制作を進める。

21時ブロックパーティーは終了し、静かないつもの夜に。

今日は早めに寝ようと思う。23時。

ゴニョゴニョして結局25時。

 

この家のビッグボス:clark

そのclarkのメモ帳。何の計算??


ブロックパーティーの様子をスタジオの中から。

 

VOL.5へ続く

VOL.1はコチラ
VOL.2はコチラ
VOL.3はコチラ

 

鷲尾友公 / Washio Tomoyuki

愛知県生まれ。独学で絵画を学び、街との関係性を軸に人物や事象などと関わり合いながら、イラストやデザイン、アニメーションなどジャンルを問わず、制作活動を人間の自由な行為として捉え表現している。街や商店街でクロスジャンルなコラボレーターと音楽企画も展開する。手に目と鼻が描かれたオリジナルモチーフの「手君」を美術館や海外で発表するなど、活動は多領域にわたる。主な展覧会に「あいちトリエンナーレ2019」などがある 。(写真:太田好治)

https://www.instagram.com/washiotomoyuki/

Born in Aichi Prefecture. Based on his perception of art as a free human act, WASHIO Tomoyuki, a self-taught artist, engages with people and events centered on their relationship with the city to create works spanning illustration, design, animation and various other media irrespective of genre. He also develops music projects in shopping streets and other urban sites together with collaborators working in hybrid fields. His activities are multidisciplinary, including exhibitions at museums and international venues featuring Tekun, an original character with eyes and nose painted onto a hand. Major exhibitions include Aichi Triennale 2019.

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