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常滑を拠点に土と関わる集団「スベル」によるイベント「スベルフェス」が常滑市内各所にて2日間開催。陶芸体験、芋掘り体験などのワークショップやトークイベントも。

2024.10.05.Sat - 10.06.Sun | 常滑市内各所(愛知|常滑)

 

中世から現在まで900年ほど窯業が続くやきもののまち・愛知県常滑市で、「土」を基礎に領域を超えてつながる集団「スベル」が発足。彼らが主催するイベント「スベルフェス」が10月5日(土)、6日(日)の2日間に渡り常滑市内各所にて開催される。
 
「スベル」メンバーは、メンバーは製陶所、陶芸家、砥石メーカーの親方、窯業に親密に関わる建築家、デザイナー、農家兼木工職人の6人。それぞれの現場でさまざまなワークショップやトークなどを行い、様々な視点から「土」に触れる企画が盛りだくさんとなっている。
 
「山源陶苑」の泥を型に流す陶芸体験、「陶芸家・鯉江明」の原土→粘土→かたちをつくる体験、「10Good by キング砥石」のやきものの砥石で包丁砥ぎ体験、やきものの土で染めものをしたり窯業地ならではの体験と常滑で無農薬・無化学肥料栽培のさつまいもを育てる「風と土」のさつまいも掘りなどのワークショップが各所で多数開催される。
 
 
プログラム2  原土に触れてみよう (申し込み不要)
 

プログラム3 土で染めてみよう(申し込み不要)
 

プログラム4 やきものの砥石で包丁を砥いでみよう
 

プログラム5 オリジナルの色土を自分で作り石膏型に流してみよう

プログラム6 窯ねこ 福笑いプレートをつくろう!
「ちかつの窯 福笑いプレート」 (監修:増田光、制作サポート:TOKONAMESTORE、制作:ワークセンターかじま)
白・桃色の釉薬に加えて、数種類の色釉を選べる

 

 
さらに、10月6日(日)の夕方からは、クロージングイベントとして、批評家でアーティストの多木陽介をゲストに迎えスベルメンバーとトークも開催。会場は8月に福祉施設の園庭にOPENした焼ドーナツカフェ「ちかつの窯」
 
 
同施設は、建物の設計を手がけた水野太史を筆頭に、スベルメンバーが大勢関わり生まれた常滑の新名所だ。
 
 
高橋孝治デザイン事務所では、今春、多木陽介がディレクションを務めスベルも参加した「PROGETTAZIONE (プロジェッタツィオーネ) イタリアから日本へ 明日を耕す控えめな創造力」展の再現展示も同時開催される。
 
この機会に、常滑という土地の風土と人と文化、それぞれの魅力に存分と触れてみてほしい。
 
イベント情報
2024年10月5日(土)6日(日)
スベルフェス
会場:常滑市内各所
「スベル」メンバー:
鯉江優次 山源陶苑/TOKONAME STORE
鯉江明  陶芸家
谷本和也 風と土/TOALHANT
水野太史 水野製陶園ラボ/水野太史建築設計事務所
渡辺敏郎 キング砥石
高橋孝治 デザイナー/pa°-pa°-
トークイベントゲスト
多木陽介 批評家・アーティスト
アートディレクション、webデザイン・制作
神谷真美 デザイナー
詳細:https://suberu-tknm.com/fes2024

多木陽介

批評家、アーティスト。1988年に渡伊、現在、ローマ在住。演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は多様な次元の環境(自然環境、社会環境、精神環境)においてエコロジーを進める人びとを扱った研究(「優しき生の耕人たち」)を展開。芸術活動、文化的主題の展覧会のキュレーションおよびデザイン、また講演、執筆、そして教育活動「移動教室」など、多様な方法で、生命をすべての中心においた、人間の活動の哲学を探究。 著書に『アキッレ・カスティリオーニ―自由の探求としてのデザイン』(アクシス、2007年)、『(不)可視の監獄―サミュエル・ベケットの芸術と歴史』(水声社、2016年)。訳書に、マルコ・ベルポリーティ『カルヴィーノの眼』(青土社、1999年)、プリーモ・レーヴィ『プリーモ・レーヴィは語る』(青土社、2002年)、ウンベルト・ガリンベルティ『七つの大罪と新しい悪徳』(青土社、2004年)、アンドレア・ボッコ、ジャンフランコ・カヴァリア『石造りのように柔軟な―北イタリア山村地帯の建築技術と生活の戦略』(編訳、鹿島出版会、2015年)、アンドレア・ボッコ『バーナード・ルドフスキー―生活技術のデザイナー』(鹿島出版会、2021年)など。

posted by R.OHTAKE_LIVERARY

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