2018年10月〜2019年1月までの間、名古屋の中心地・栄の地下モール「セントラルパーク」の一角に突如出現した〈変てこなコンビニ〉をテーマとしたリミテッド・ショップ「LIVERARY Extra」。ローカル/カルチャーを発信・提案し続けてきたWEBマガジン「LIVERARY」が店主を務める同店は、約3ヶ月間の期間限定でありながらも毎月店の中身をガラッと入れ替えていくスタイルで、名古屋はもちろん全国的に見てもなかなかない商品ラインナップで話題に。
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実はこの「LIVERARY Extra」は「セントラルパーク」40周年を記念した特別プログラムの一環として「LIVERARY」が提案した催事企画であった……と言いつつも同施設担当者もびっくり!のこれまでにない挑戦的なよくあるモールの催事レベルを飛び越えた出店企画となっていった。
環ROYら豪華ゲスト出演による真夜中の地下通路ライブ+ムービー撮影会(こちらについては近日映像をUP予定!)に始まり、人気企画・DARK ROOM BARとのコラボイベント、雑誌「POPEYE」のアートディレクターや東京、関西拠点の編集者たちをゲストに招聘したクロストークイベント&ZINEマーケット、人気アーティスト・平山昌尚と加賀美健のふたりによるトークショウ、漫画家・大橋裕之による新春似顔絵&福袋フェアなど……ショップの運営だけに留まらずさまざまな企画を仕掛け続けてきた「LIVERARY Extra」。
あっという間の3ヶ月間を経て、同企画終了後の「セントラルパーク」はどう変わったのか?
「LIVERARY」編集部が気になる「セントラルパーク」の今後とこのまちの未来想像図を2軒のショップと今回の40周年記念プログラム担当者に尋ねてみた。
新星堂 セントラルパーク店
ーお店について、ご自身について、自己紹介お願いします
セントラルパークが昨年40周年を迎えましたが 当店もまたその時を同じく共にした今年創業70周年を迎える音楽・映像ソフ トを主に販売しているショップです。 愛妻と愛猫2匹と千種区でまったり暮らす40代後半のハーモニカ吹きです。 ときどき面白い事を言ったりします。
ー今、おすすめの商品についておしえてください
1月に2年5ヵ月振りのシングル「少年サタデー」を発売された 岡村靖幸さんですね。私自身の甘酸っぱい青春時代の象徴。憧れです。 セントラルパークで期間限定でOPENされたLIVERARY Extraさんで、岡村 ちゃんとお仕事をされた イラストレータの大橋裕之さんのグッズや似顔絵イベントがあったので興奮 しました。
ーセントラルパークの魅力について、ひとこと!
ギャラリー/イベントスペースではクリエイティブな作品の展示や音楽イベント
があります。
他の地下街にない広々とした解放的な空間で、ゆったりと買い物ができると
ころも魅力ですね。
あとマスコットキャラクターの”マグマ”ちゃんがかわいいです。
ー40周年を迎えたセントラルパークのこれからについて、どのような発展を 期待しますか?
流行に左右されない、オンリーワンな存在。 その為にCDショップとして音楽イベント等を通してローカルカルチャーの発 信場所となる事が当店の使命と考えてます。 引き続き、これからもよろしくお願いいたします。
カトレヤ
ーお店について、ご自身について、自己紹介お願いします
「昭和の喫茶店」です。だからこそ拘っています。
ーセントラルパークの魅力について、ひとこと!
空間を贅沢に使った地下街です。 流行に左右されてません。だからこそ、安らぎと癒しを感じる街です。
ー40周年を迎えたセントラルパークのこれからについて、どのような発展を 期待しますか?
地下と地上を一体化し、日々「驚きと期待」がある街造り。
セントラルパーク担当者インタビュー
ー40周年を迎えたセントラルパークのスペシャルプログラムのひとつとして展開した「LIVERARY Extra」ですが、仕掛け側としてどんな思いがあったのでしょうか?
40周年の記念イベントとして、という思いはもちろんですが、2020年に向けた久屋大通公園のリニューアルを見据え、変化し始めるセンパを印象付けたいという思いがありました。恐らく多くのセンパユーザーにとって、「センパっぽくない」と感じた企画だったとは思いますが、一人でも多くの方に「変わったことやってるな、なんか変わったなセンパ」という印象を与えられていたら嬉しいですね。
ー結果としてどうでしたか?
限定ショップを展開した「C-MARKET」や、通路で行なったイベントの様子を見ていても今までのセンパではアプローチできていなかった層にアピールできたのではないかと感じています。実のところ、センパ社内にこういったカルチャー方面に詳しい人間がいなかったので「こういうイベントでセンパに人が来るのかな…?」と思ったりもしながらの展開でしたが、面白い試みができたと感じています。
ー「LIVERARY Extra」の場として使用させてもらった「C-MARKET」「中央通路(セントラルアイ)」は、今後どんなおもしろい展開が企画されているのでしょうか?
C-MARKETは、今後も一定の期間で入れ替わるPOP-UPショップとして展開していこうと考えています。中央通り(セントラルアイ)については、名古屋市の規制緩和に合わせ、今後も地域活性のために積極的に展開したいと考えています。春休みは地元高校生とコラボしたマーケットやマルシェなどの展開を現在企画中ですので、お楽しみに!
ー地上の公園工事も進んでいますが、セントラルパークについて、栄北エリアについて、今後、どのような発展を期待しますか?
これだけの規模では国内で初めてのP-PFI事業ということですから、事業者である三井不動産さんのパワーに期待します。公園が活性化することで観光客も多く来場されますので、公園とつながっているセントラルパークは、取り残されないよう、いままでにない魅力をづくりをしていきたいと思っています。「栄北エリア」というくくりではなく、「サカエ」全体での発展にセントラルパークも一緒になって頑張っていきたいと考えます。
ーセントラルパークとしては、どのような思いのもと、どんなアクションをされていくのでしょうか?
アクションについてはまだ具体的内容は決まっていませんが、新生「久屋大通公園」に大いに期待したいです。
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