2021.07.17.Sat - 08.29.Sun | 豊橋市美術博物館(愛知|豊橋)
クスノキを主材とする動物の彫刻「ANIMALS」で知られる三沢厚彦(1961年~)の展覧会『ANIMALS 2021 in TOYOHASHI』が、7月17日より豊橋市美術博物館で開催中。
ほぼ実物大であらわされるアニマルたちは、動物の形態を再現したものではなく、作者の中にある動物のイメージを造形化した作品。ウサギ、鳥、ヤモリ、イヌなど身近な動物から、クマ、ライオン、ゾウ、キリンなど大型の動物、さらにはユニコーンやフェニックスなど空想上の生物に至るまで、三沢の手によって多種多様なアニマルたちが生み出されてきた。木肌に施されたノミ跡が手触りとぬくもりを伝え、ユーモラスでありながら人間に媚びることのないその表情が私たちを強く惹きる作品となっている。
本展では、木彫のほかブロンズやセラミックなど立体約80点、ドローイングや油彩など平面約50点を展示。多様な広がりをみせる三沢作品を存分に楽しめる内容となっている。
2021年7月17日(土)~8月29日(日)
三沢厚彦 ANIMALS 2021 in TOYOHASHI
会場:豊橋市美術博物館 (愛知県豊橋市今橋町3-1 豊橋公園内)
開館時間:9:00-17:00(入場16 :30まで)
休館日:月曜休館(8月9日は開館し、翌10日は休館)
問:0532-51-2882
http://www.toyohashi-bihaku.jp/
三沢厚彦(みさわあつひこ)
1961年京都府生まれ。幼い頃より仏像彫刻など古美術に親しむ。東京藝術大学・大学院で彫刻を学んだ後、2000年から動物をモチーフに木彫制作を始める。翌年、第20回平櫛田中賞を受賞。2007年より全国各地の美術館で「ANIMALS」展が開催されている。2019年第41回中原悌二郎賞を受賞。武蔵野美術大学で後進を指導するほか、2021年に同大学美術館で企画展「オムニスカルプチャーズ」を監修するなど、多様な活動を行っている。
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