2016.01.08.Fri | Hit's Dance Space(愛知|矢田)
新潟で産声をあげた、劇団ピンクドクロの新作公演「HUG」が、名古屋、新潟、東京の三都市ツアーを敢行。名古屋公演は、2016年1月8日(金)、名古屋市東区、名鉄瀬戸線矢田駅近くのダンススタジオ・Hit’s Dance Spaceにて上演される。
日本のコンテンポラリーダンス界を牽引する舞踊団・Noismに所属していた宮河愛一郎が主宰する同劇団。チラシのキャッチを引用すれば「舞踊だけど劇的でコミカルでシリアス?!」な作品が展開されるようだ。
宮河の他には、島地保武と中野綾子が出演。いずれも、Noismで鍛え上げられたダンサーたちだ。島地は「ダンス甲子園」からダンスにのめり込み、前述のNoismで活動した後、渡独。コンテンポラリーダンスの必修科目と言えるウィリアム・フォーサイス率いるザ・フォーサイス・カンパニーに入団し、以後カンパニーの中心メンバーとして活躍している。中野綾子は、Noismの研修生カンパニーNoism2で研鑽を積み、05年〜09年まで団員として在籍した。フリーになって以後も、建築家や音楽家など、多様なジャンルのアーティストとコラボレーションするなど精力的に活動している。
いずれも、抜群の身体能力を持つダンサーばかりが出演する本作。小空間での公演は、平日昼開催ながら、贅沢な時間になるだろう。
また、本公演ではクラウドファンディングを実施。「あなたのためのBIG LIFT」「あなたのためのワンシーンをつくります」など、思わず笑ってしまうような同劇団のカラーが表れた内容のリターンが用意されている。国内コンテンポラリーダンス・シーンの実状と創作環境について、一舞踊家目線で語られているテキストも掲載。興味が沸いた方はこちらもあわせてチェックしてみて。
宮河愛一郎
埼玉県出身、関東国際高等学校演劇科卒業後ニューヨークAileySchoolに留学。GAPのTVコマーシャル「WestSideStory」出演など様々な舞台でキャリアをつむ。2003年 劇団四季のアイーダのオリジナルキャストとして年間320ステージに出演。2005年 金森穣が芸術監督を務める日本初の公的資金によるダンスカンパニーNoismのメンバーになる。支配人役として出演した「Nameless hands 人形の家」が上演された2008年、Noismは第8回朝日舞台芸術舞台賞と受賞する。カンパニー在籍中ダンサー兼バレエマスター、ワークショップ担当を任され国内ツアーほか、海外7カ国、10都市での公演すべての作品に出演。小澤征爾指揮「サイトウ・キネン・フェスティバル」、「2012 NHKバレエの饗宴」出演。2013年 8年間在籍してきたNoismを退団。現在は舞踊家の黒田育世、平山素子、森山開次、柳本雅寛などの作品に出演しつつ、舞踊家、俳優、指導者として精力的に活動をしている。http://aiichiro-miyagawa.com/
島地保武
10代の頃に観た『ダンス甲子園』というテレビ番組の影響で踊り始める。日本大学芸術学部演劇学科演技コース卒業。モダンダンスを加藤みや子に師事。山崎広太、上島雪夫、能美健志、鈴木稔、カルメン・ワーナー等の作品に参加。2004年から2006年まで、金森穣が率いるNoism(新潟市)に所属し、主なパートを踊る。2006年8月にウィリアム・フォーサイス率いるザ・フォーサイス・カンパニー(ドイツ・フランクフルト)に入団。カンパニーの中心的メンバーとして活躍。その一方で自身の創作活動と日本でのワークショップを精力的に行ってきた。2011年にシルヴィ・ギエムの呼びかけではじまった東日本大震災チャリティー公演HOPE JAPANにウィリアム・フォーサイスの推薦で参加。2012年、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂『藪の中』を発表。同年『しまはなプロジェクト』を立ち上げ、島地保武と酒井はなの有志で東日本大震災復興支援として福島いわきの子供達のためのワークショップを開催する。2013年、酒井はな+島地保武によるユニットAltneu(アルトノイ)の新作『詠う〜あなたが消えてしまう前に〜』を彩の国さいたま芸術劇場の「dancetoday2013 ダブルビル」にて発表。2014年に「NHKバレエの饗宴」にてアルトノイ × 古川展生(チェロ)で『3月のトリオ』を発表。2015年にNoism2に『かさねのいろめ』を演出・振付。同年4月より資生堂椿会のメンバーとなり、『椿会2015-初心-』に参加。http://www.shimaji.jp/
中野綾子
04年~09年新潟市レジデンシャルダンスカンパニー Noismに所属。以降フリーランスとなり国内外で活動しながら舞踏を堀川久子に師事。加藤千明と共に実験的なパフォーマンスを試みるUNIONというユニットで、誰でも感じることのできる、ある種の「人間らしさ」を、ダンス、演劇、ショーやお笑いなど様々な表現方法の「間」に存在する表現を追求している。
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