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『ジュピターズ・ムーン』: カンヌ映画祭が熱狂した、SFアクションスリラー。

2018.01.27.Sat - | センチュリーシネマ(愛知|矢場町)

 

空中浮遊の能力を持つ難民の少年と、彼を守ろうとする医師の逃亡劇を描いた異色のハンガリー映画『ジュピターズ・ムーン』が1月27日(土)よりセンチュリーシネマにて公開される。

医療ミスによる訴訟で病院を追われた医師・シュテルンは、難民キャンプで働きながら違法に難民を逃すことで賠償金を稼ぎ、遺族による訴訟取り下げを目論んでいた。ある日、被弾し瀕死の重傷を負った少年・アリアンが運び込まれる。シュテルンはアリアンが重力を操り浮遊する能力を持つと知り、金儲けに利用する目的でキャンプから連れ出すことに成功するが―

本作は第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、審査員を務めたウィル・スミスが「何度でも観たい最高の映画」と絶賛。「でも他の審査員を説得できなかった。時に民主主義って最低だね。」とこぼし、会場を沸かせたことでも話題となった。

メガホンを取ったのはハンガリーの俊英コーネル・ムンドルッツォ監督。人間に虐げられた犬たちが起こす反乱を描いた『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』でのカンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリ&パルムドッグのW受賞が記憶に新しい。今作では、少年と医師の命をかけた逃亡を、移民問題・テロリズムなどの問題を内包しながら、カーチェイス、アクション、美しい空中浮遊の映像とエンターテインメントに満ちたSFアクションスリラーとして見事に描ききっている。次作はブラッドリー・クーパー(『アメリカン・スナイパー』)、ガル・ガドット(『ワンダーウーマン』)出演の『Deeper』(原題)の製作が発表されている。

 

イベント情報

2018年1月27日(土)~
ジュピターズ・ムーン
公式HP:http://jupitersmoon-movie.com/
監督:コーネル・ムンドルッツォ
脚本:カタ・ヴェーベル
撮影:マルツェル・レーヴ H.S.C
音楽:ジェド・カーゼル
出演: メラーブ・ニニッゼ、ゾンボル・ヤェーゲル、ギェルギ・ツセルハルミ、モーニカ・バルシャイ
2017年 / ハンガリー・ドイツ / 英語・ハンガリー語 / 128分 / 英題:Jupiter’s Moon
配給:クロックワークス
2017 ⓒ Proton Cinema – Match Factory Productions – KNM

上映劇場:名古屋パルコ東館8階 センチュリーシネマ
(地下鉄[矢場町]駅 東館B1階直結地下通路)
http://www.eigaya.com/schedule/2week/

posted by Y.KURODA

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