2015.04.11.Sat | ブラジルコーヒー (金山)
ライフスタイルマガジン『KINFOLK』の流行により日本国内ではその類似品とも呼べるライフスタイル誌が氾濫。そんな中、「これが真のポートランド・カルチャーだ!」と言わんばかりに2人組ガレージロックバンド・Sad Horse(サッドホース)が米・ポートランドより来日。名古屋公演は、金山ブラジルコーヒーにて、4月11日(土)開催される。共演に、名古屋インディーシーンより、石原ヨシト、のうしんとう、そして、岐阜より夕食が登場。
前回の来日時は、ほぼ無名の外人バンドとして入国したものの、ツアーが終わってみれば、各地でそのライブパフォーマンスを含め、大絶賛された彼ら。
Sweet DreamsとToad Recordsの最音楽愛レーベル2つがタッグを組み、今回の再日本ツアーが実現することになった。また、今回の来日にあわせ、35曲入り(!?)のアルバムをSweetDreamsからリリース。自主制作で発表した2008年のファースト・アルバムと、2011年のセカンド・カセット(by エッギー・レコーズ)、さらに2012年に敢行した2UPとのジャパン・ツアーを記念してトード・テープスから出されたスプリット・カセット音源を網羅した、気合いもトラック数も充分な音源を携えての来日となる。
<以下、レーベル「Sweet Dreams」より>
『KINFOLK』誌が眉をひそめる本当のポートランド、
あなたのライフスタイルにサッド・ホースのショック・トリートメントを!
「屈託なく、アート性を誇ることなく、それでいてエッジを失わず、純粋なむき出しの歓びが彼らにはある。ここにあるのはポートランドの本物のアンダーグラウンド音楽だ。気難しく、意地悪で奇妙、そして美しい本物のアンダーグラウンド音楽なんだ」
—エリック・アイザックソン(ミシシッピ・レコーズ)
2012年の桜が咲くころ、サッド・ホースというふたり組バンドがジャパン・ツアーを敢行します。この時点で彼らはほぼ無名のバンドでした。まとまった音源といえば自主制作でつくった1枚のCD-R(もしくはカセット・テープ)ぐらい。レコード愛好家を中心に日本でも徐々に名前が知れ渡っていたミシシッピ・レコーズから7インチを出している珍しく現役のしかも、ロック・バンドという触れ込みが多少あったとはいえ、それでもライブの場に立ち会ったオーディエンスのほとんどにとってはまったく初めてそのバンドの姿形、演奏に触れる機会だったはず。しかし、その初めてのサッド・ホースは、嬉しいことに各地で驚きと笑い声や目配せ、乾杯の声や大きな盛り上がりで迎え入れられました。そのときの「感じ」は今でもスウィート・ドリームス・プレスにとって大事な思い出のひとつで、立ち返るべき指標のひとつだったりします。
ちなみにそのときのツアーは、彼らが生活する米オレゴン州ポートランドで共演経験がある2UPという東京のバンドとの双頭ツアー、さらに、その2UPをリリースしているトード・レコーズとの共同企画という試みでした。もともとサッド・ホースのひとり、ギター&ボーカルのジェフ・ソールはタラ・ジェイン・オニールのドラマーとして2008年に来日していたことがあって、僕らとはそのときからの付き合いになりますが、しかし初めて見たサッド・ホースのライブのカッコいいこと愉しいこと痛快なこと。さて、あのふたりが3年ぶりに同じく日本にやってくることが決まりました。ぜひ、できれば初めて、彼らのライブを体験しにいらっしゃってください。前回見た方もこの際、記憶を新たにして臨んでいただければ、もしかしたら見えなかったものが見えてくるかもしれません。
Text by Norio Fukuda(Sweet Dremas Press)
Sad Horse
4月11日(土)
Sad Horse Japan Tour 2015
金山ブラジルコーヒー
開場 6:30pm/開演 7:00pm
料金 2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別
出演:
サッド・ホース、のうしんとう、夕食、石原ヨシト
金山ブラジルコーヒー TEL 052-321-5223
Text by Takatoshi Takebe [ THISIS(NOT)MAGAZINE , LIVERARY]
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