2022.11.25.Fri - 11.27.Sun | 名古屋市青少年文化センター・アートピア(愛知|矢場町)
「からだの錯覚」を中心テーマにVRや鏡を用いて研究を行う名古屋市立大学芸術工学部・小鷹研究室の展示が、11月25日(金)〜27日(日)に開催される。会場は、矢場町・ナディアパーク内にある名古屋市青少年文化センター・アートピアにて。
小鷹研究室は、幽体離脱(重力反転)、身体の伸縮感覚、セルフタッチ、影・鏡・イラストによる所有感の変調などをはじめとする「からだの錯覚」を中心テーマに研究を続けている、名古屋市立大学芸術工学部の研究室。VR技術を積極的に導入し、「具体的に体験可能なインタラクション装置」のなかで設計された一見すると異質な「からだ」のリアリティーを、様々な尺度で検証している。昨年は、東京・NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)にて開催された展示、「ICC キッズ・プログラム 2021」、「オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド」の2つ企画に参加。また、テレビ番組「スッキリ」で錯覚が実演されるなど多岐に渡って活動している。
本展では、小鷹研究室が考案する「身体変形」「身体の透明化」「幾何学的身体」「身体のモノ化」「主客反転」など、さまざまな錯覚が体験できる作品が並ぶ。HMDを使ったVRコンテンツや鏡の効果を使った錯覚装置をはじめとして、その多くが実際に装置を体験してもらうことによる参加型の展示となっている。
また、26日(土)は、言語学者・伊藤雄馬を迎えてのトークイベントを開催。”現前的体験”を指示する動詞「イビピーオ」をキーワードに、互いの実践を足がかりに、複雑に絡み合う身体・言語・芸術の諸相を解きほぐしていく。25日(金)〜27日(日)には、「即錯体験ツアー」と題した、小鷹研究室考案の鏡や日常の用品を使って即席に体験が可能な錯覚を解説のもと体験できるワークショップも。どちらも定員制なので気になる方は是非チェックしてほしい。
#頭部解放前夜予告 第四弾は、ハーフミラーとスマートスケルトンを使って自らの頭の中を透視する《XRAYHEAD》(今井健人・茅野遥佳)。透過した頭部表面から介錯人の手が侵入してきて、中の骨を直接に弄られるという超絶に不穏な体験。ICCの新作では、骨伝導スピーカで体験者の骨を直接に震わせます。 pic.twitter.com/DZDgQygSLa
— 「」kenrikodaka (@kenrikodaka) February 7, 2022
2022年11月25日(金)〜27日(日)
注文の多いからだの錯覚の研究室展2 名古屋電映博2022
会場:名古屋市青少年文化センター・アートピア(ナディアパーク内デザインセンタービル7F)
時間:11:00〜18:00 ※最終日27日(日)のみ 11:00〜17:00
主催:(公財)名古屋市文化振興事業団(青少年文化センター)
実施:名古屋市立大学芸術工学部・小鷹研究室
詳細:https://lab.kenrikodaka.com/exhibition/2022_nde/
2022年11月26日(土)
ゲストトーク|ことばとからだのイビピーオ、言語学との対話
会場:7th Cafe(ナディアパーク 7F)
時間:15:00〜16:30
定員:25名程度を予定
料金:1500円
予約:https://lab.kenrikodaka.com/exhibition/2022_nde/#application
司会:金井学(アーティスト)
登壇者:伊藤雄馬(言語学者)、小鷹研理(からだの錯覚の研究者)
特典:予約者全員に錯覚ブックレット『即錯23』をプレゼント
2022年11月25日(金)~27日(日)
即錯体験ツアー|空想の身体はどこまで伸びる?
会場:7th Cafe(ナディアパーク 7F)
時間:25日(13時~14時、15時~16時)、26日(13時~14時)、27日(13時~14時、15時~16時)
料金:無料
定員:各回最大で10名程度(予約不要:当日、定員が埋まり次第、締め切ります)
講師:佐藤優太郎(名古屋市立大学芸術工学研究科・博士後期課程在学)
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