2023.10.14.Sat - 10.15.Sun | 愛知県芸術劇場小ホール(愛知|栄)
手製の自動演奏楽器による自作を「ゾンビ音楽」と呼んで独特の音楽世界を構築し、活動してきた作曲家・安野太郎による『ゾンビ音楽|ミュージック&ドキュメンタリー リサーチプロジェクト』が進行中。
安野のライフワークとして、2012 年から継続している「ゾンビ音楽」は、その特異な音楽とビジュアルイメージを伴って世界的な評価を得てきた。元々「ゾンビ」という存在を通して現実の社会へのまなざしを持っていた「ゾンビ音楽」は、近年において、取材やインタビューを通して実社会に切り込み、その現実を音楽と共に舞台に上げる 「ミュージック&ドキュメンタリー」とでも呼ぶべき手法を獲得しつつある。同プロジェクトでは、クラウドファンディングで支援を募りながら、「音大」「音楽教育」をテーマとしたリサーチを進め、「リサーチブック」という形でリサーチ成果の発表を目指している。
《クラウドファンディング》
ゾンビ音楽|ミュージック&ドキュメンタリー リサーチプロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/zombie-music-doc
募集期間:2023年10月10日23:59まで
また、10月14日(土)、15日(日)には、愛知県芸術劇場小ホールにてゾンビ音楽公演『大霊廟Ⅳ -音楽崩壊-』が上演される。
本公演は、上記のリサーチプロジェクトの成果も踏まえつつ、ゾンビ音楽の舞台としての完成を目指す音楽パフォーマンスとなる。
リサーチが進む中で、安野の前にはふたつの現実が立ち現れつつある。「音楽大学を出ても音楽家として食べてゆくのは困難な社会」という現実。そして「困難な人生を歩むことになるであろう音大生たちを指導する立場になった音大教員としての自分」という現実。かつてフリーの音楽家としての自分を貧乏のどん底に突き落とした「音大」に、今度は教員として参加する立場になってしまった安野自身のリアル。そこに現れるのは「改革すべきシステム」なのか「一流音楽家のための夢の城」なのか、またはそれ以外の曖昧な何かなのか。現代社会の奇妙な存在「音大」の姿を、安野の自己像を投影するかのように蠢き揺れ動く「ゾンビ」たちの振る舞いから浮かび上がらせようとする「ミュージック&ドキュメンタリー」の試みがなされる。
《クラウドファンディング》ゾンビ音楽|ミュージック&ドキュメンタリー リサーチプロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/zombie-music-doc
募集期間:2023年10月10日23:59まで
2023年10月14日(土)~15日(日)
サウンドパフォーマンス・プラットフォーム特別公演 安野太郎 ゾンビ音楽『大霊廟Ⅳ-音楽崩壊-』
会場:愛知県芸術劇場小ホール(名古屋市東区東桜一丁目13番2号)
時間: 10月14日(土)14:00/18:30開演、15日(日)13:00開演
※公演時間約80分、休憩なし
入場料金:一般 3,000円 U25 1,000円
※U25は公演日に25歳以下対象(要証明書)
※未就学児入場不可。15日(日)公演のみ託児サービスあり(有料・要予約 10月7日(土)〆切)
チケット・詳細:https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/000985.html
主催:愛知県芸術劇場
安野 太郎 Taro Yasuno
作曲家。1979 年生まれ。日本人の父とブラジ ル人の母を持つ。いわゆるDTM やエレクトロサ ウンドとしてのコンピューター・ミュージックとは異 なる軸で、テクノロジーと向き合う音楽を作って いる。代表作に『音楽映画』シリーズ、『サーチ エンジン』、自作自動演奏楽器の演奏による『ゾ ンビ音楽』シリーズ。 近年の活動に「大地の芸術祭 越後妻有アー トトリエンナーレ」参加(2021)、個展「安野 太郎:アンリアライズド・コンポジション『イコン2020-2025』」(アートフロントギャラリー/2020)、 「Cosmo-Eggs|宇宙の卵」(第58 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館代表作家チームとし て/2019)等。愛知県芸術劇場では、07 年第2 回サウンド・パフォーマンス道場オーディエンス 賞受賞、16 年「パフォーミングアーツ・セレクション」出演。第7 回JFC 作曲賞(日本作曲家協議会)、 第10 回創造する伝統賞(日本藝術文化財団)受賞。東京音楽大学作曲科卒業。情報科学芸術 大学院大学(IAMAS)修了。2023 年現在、愛知県立芸術大学准教授。
▼参考:ゾンビ音楽演奏動画
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=xmF8jmU7Nak&feature=youtu.be
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