世界中で愛されている、ミッフィーの誕生60周年を記念した展示が3月12日より松坂屋美術館にて開催される。

オランダの絵本作家でグラフィックデザイナーの、ディック・ブルーナが描く「ミッフィー（うさこちゃん、オランダでは“ナインチェ”）」。

本展では、1955年に初めて描かれたミッフィー（ファースト・ミッフィー）の原画を世界初公開。あわせて、1963年に作り直され、現在も刊行されている『ちいさなうさこちゃん』（第2版）の原画も展示し、描き方の違う２作品を並べて見る事が出来る他、初期のとんがり耳から、やわらかな丸みが愛らしい現在の姿まで、ブルーナとミッフィーの60年を約300点の原画やスケッチなどで紹介する。

また、高さ180センチの真っ白なミッフィー像に、オランダや日本のクリエーターがペイントや装飾を施すプロジェクト「ミッフィー・アートパレード」より、16体を展示。日本からは、「うさこちゃん」シリーズの新装版を手掛けたデザイナー・祖父江慎をはじめ、陶芸家・鹿児島睦、デザイナー・佐野研二郎、デザイナー・菊地敦己、絵本作家・tupera tuperaなどが参加している。

『ちいさなうさこちゃん』（第２版、1963年）原画

絵本『ちいさなうさこちゃん』（第1版、1955年）