2020.03.20.Fri - 06.14.Sun | 岐阜県美術館(岐阜|岐阜市)
国内外でも活動する振付家・ダンサーの森下真樹が、岐阜県美術館にて滞在制作した映像作品「ベートーヴェン交響曲第5番『運命』全楽章を踊る」を6月14日(日)までYouTubeにて配信している。
本来であれば、岐阜県美術館で上演されるダンスが新型コロナウイルスの影響の為中止に。方針転換として、公演の会場設営と準備にあてるはずの期間を滞在制作期間とし、新しいビデオダンス作品としてネット配信する形となった。
森下真樹は、2003年よりソロ活動を始め、これまで10カ国以上で作品を公演。美術や漫画とコラボレーションするなど幅広いジャンルでダンス活動している。
本作品は、2016年に可児市文化創造センターで行われた市民参加プロジェクト「オーケストラで踊ろう!」で森下真樹が振付・演出を行い、40人以上の市民ダンサーと可児交響楽団演奏による「運命」を上演。その後、2017年に公演した「ベートーヴェン交響曲第5番『運命』全楽章を踊る」では、各楽章の振付を、演出・振付家のMIKIKO、俳優・ダンサーの森山未來、写真家の石川直樹、舞踏家・振付家の笠井叡ら4人に依頼をしソロ公演を行なった。
2020年はベートーヴェン生誕250周年のメモリアルな年でもあることから、岐阜県美術館の本年度テーマ「岐阜県内のアーティスト・イン・レジデンス」(アーティストが一定期間ある土地に滞在し、その土地に滞在しながら作品制作を行うこと)の関連企画として、ソロ作品「運命」の公演を森下真樹に依頼。舞台は中止となってしまったが、美術館の様々な場所を往き来して展開される新しい作品として再構築された。各楽章ごとに演出が大きく異なり、約1時間と見応えのある映像作品。自宅でゆっくり鑑賞してみては。
森下真樹+岐阜県美術館
2020年3月20日(火)〜6月14日(日)
森下真樹+岐阜県美術館「ベートーヴェン交響曲第5番『運命』を贈る」
出演:森下真樹
振付:第1楽章:MIKIKO / 第2楽章:森山未來 / 第3楽章:石川直樹 / 第4楽章:笠井叡
撮影・編集:松澤 聰
撮影アシスタント:牧野沙紀
グラフィック:汐田瀬里菜
総合アシスタント:伊豆牧子
衣装:萩野緑
照明:三浦あさ子
舞台監督:河内崇
主催:岐阜県美術館
配信先:岐阜県美術館公式Youtubeチャンネル
森下真樹
振付家・ダンサー。幼少期に転校先の友達作りで開発された遊びがダンスのルーツ。これまで10カ国30都市以上でソロ作品を上演。演劇、音楽、美術、漫画等とコラボレーション、ジャンルにとらわれない活動をする。現代美術家 束芋との代表作『錆からでた実』は第8回日本ダンスフォーラム賞を受賞。100人100様をモットーに幅広い世代へ向けたワークショップや作品づくりを行う。若手ダンサーらを中心に実験的な場を求めカンパニー「森下スタンド」を発足。周囲を一気に巻き込み独特な「間」からくる予測不可能、奇想天外ワールドが特徴。
MIKIKO
演出振付家。ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」主宰。Perfumeの振付・ライブ演出をはじめ、MV・CM・舞台等振付多数。新しいテクノロジーをエンターテインメントに昇華させる演出家として、メディアアートのシーンでも国内外で評価が高い。
森⼭未來
俳優・ダンサー。1984年、兵庫県出身。5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。 舞台、映像、パフォーミングアーツなど、カテゴライズに縛られない表現者として活動。
石川直樹
1977年東京生まれ。写真家。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。最新刊に写真集『まれびと』(小学館)、『EVEREST』(CCCメディアハウス)など。
笠井叡
舞踏家・振付家。1960年代に若くして土方巽、大野一雄と親交を深め、東京を中心に数多くのソロ舞踏公演を行う。70年代天使館を主宰し多くの舞踏家を育成。79年から85年ドイツ留学。ルドルフ・シュタイナーの人智学、オイリュトミーを研究。
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