2017.12.09.Sat - 12.19.Tue | 名古屋シネマテーク(愛知|今池)
1990年のカンヌ国際映画祭で世界を驚嘆させた、54歳の新人監督ヴィターリー・カネフスキーによる映画『動くな、死ね、甦れ!』が、12月9日から19日まで名古屋シネマテークにて、HDリマスター版でリバイバル上映される。
第二次大戦直後、雪に覆われたソビエトの極東にある炭鉱町スーチャン。収容所地帯と化したこの町では、強制労働を強いられる受刑者や捕虜、職にあぶれ無気力な者、酔っ払いが溢れ、窃盗や暴力が横行していた。そんな殺伐とした空気に満ちた町に生きる12歳の少年ワレルカ。純粋無垢だが不良ぶっている彼は、学校のトイレにイースト菌をばら撒いたり、スケート靴を盗まれた仕返しにスケート板を盗み返したりと、たびたび騒動を引き起こす。そして唯一の家族である母親への反発と相まって、悪戯をエスカレートさせていく。そんなワレルカの前に、守護天使のように現れては、危機を救ってくれる幼なじみの少女ガリーヤ。 二人に芽生えた淡い想いは次第に呼応していくが、学校を退学になったワレルカが町から逃亡することで、彼らの運命はとんでもない方向へ転じていくのだった…。
物語の舞台となる旧ソ連の炭鉱町・スーチャンは、カネフスキーが少年時代を過ごした町。彼は、ストリートチルドレンのパーヴェル・ナザーロフを主演に抜擢し、どこまでも純粋で鋭敏な自身の少年時代の記憶を、鮮烈にスクリーンに甦らせた。また主人公を見守り危機から救う少女役に、現在も女優として活躍しているディナーラ・ドルカーロワを起用。純粋無垢な悪童と守護天使のような少女が織りなす“映画の奇跡”は、多くの人々の心を揺さぶり、伝説的傑作として語り継がれている。
2017年12月9日(土)~12月19日(火)
『動くな、死ね、甦れ!』
監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ
1989年/ソビエト/モノクロ/105分
上映劇場:名古屋シネマテーク 愛知県名古屋市千種区今池1−6−13 今池スタービル2F
http://cineaste.jp/
1
「読むこと 書くこと 生きること」をテーマにしたブックマルシェ『omnibus page.3』が松坂屋名古屋店 南館1階 オルガン広場で開催!くどうれいんのトークイベントや岸田奈美のサイン会も。
2
3
4
国際芸術祭「あいち2025」が新たに24組を加え、参加アーティスト全60組を発表!
地元愛知より選出された、Barrack(古畑大気+近藤佳那子)をインタビュー。
5
曽我部恵一主宰レーベル「ROSE RECORDS」より新曲もリリースしたばかりのHi, how are you?によるワンマンライブが岐阜・aLLFoにて開催。
6
7
『レイブンズ』: 伝説の天才写真家・深瀬昌久と、最愛の妻であり最強の被写体・洋子の50年にわたる疾風怒濤のダークでシュールなラブストーリー。伏見ミリオン座で舞台挨拶も。
8
リズムアンサンブルバンド・goatやソロ活動等、海外でも活躍中の音楽家・日野浩志郎と篠笛奏者・立石雷が、東別院・DUCTに登場。化ける身より筒井響子、田辺舞らが共演。
9
10