秋の気配漂う9月。
アトリエオイシイワークスとON READINGのコラボワークショップが9月15日（月・祝）に開催される。

午前中は「第一章：風の詩集をつくろう」と題し、「詩と食」を楽しむワークショップが開催。「五月のそよ風をゼリーにして持って來て下さい」とは、詩人・立原道造の病床の言葉。立原道造は昭和初期に活動し、24歳で急逝した詩人。風を愛し、描いた詩人のことばをかりて、風の詩をつくって楽しみ、その後、簡単な製本で小さな詩集を作る。ゼリーのおやつを食べながら、詩の世界を味わうことができる企画だ。

午後は「第二章：風のゼリーをつくろう」では「写文と料理」を楽しむワークショップ。梨木香歩「エストニア紀行」の作中、詩人・立原道造の病床の言葉に触発されて12ヶ月の風をつくって食べようとする著者の文章を題材に、写文とゼリーづくりを楽しんだ後、12ヶ月の空想ゼリーレシピを考える。写文は本の新しい楽しみ方。文章を書き写すことで、読むだけでは発見できない作者の癖や文体の楽しさに触れることで、いつもとは違った本の楽しみを見つけることができそうだ。

３連休の最後の一日。一足早い読書の秋を満喫できるワークショップで、食と本の世界を味わおう。
詳細はアトリエオイシイワークスのホームページをご覧ください。