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全身タトゥー仕様の『手君』フィギュアが登場!国内外で活躍するアーティスト/デザイナー・鷲尾友公の新作個展が、栄のギャラリー・MADBOXXXでスタート。

2018.12.21.Fri - 01.12.Sat | MADBOXXX(愛知|栄)

国内外で活躍する名古屋在住のアーティスト/デザイナー・鷲尾友公によるフィギュア「TEKUN WAS HERE ORIGINAL VINYL TOY」の新作展示販売会が、栄のギャラリー・MAD BOXXXにて開催される。

今展の期間は二部構成となっており、12月21日(金)〜はフィギュアと関連作品の展示。1月4日(金)〜1月12日(土)は、新作のペインティングが追加展示されるという内容となる。

 

 

鷲尾友公はさまざまな領域を横断しながら活動を続けているアーティスト。THA BLUE HERBからPUFFYまで、数多くのアーティストにもアートワークを提供しており、それらの画中にほぼ必ずといっていいほど登場する代名詞的なキャラクターが『手君』。「何気ない落書きから生まれたのがきっかけ。この手は君の手でもある、この“手、君”の手」という意味合いが込められているのだそう。

第一弾として「レッド」が発売されたが、またたく間に完売。第二弾となる新色「ブラック」は、展示会開催も行うMAD BOXXXとのエクスクルーシブモデル。黒ボディに白ペイントで、全身にタトゥーがデザインされたメッセージ性の強い『手君』となった。

今作のブラックモデルについて作者・鷲尾友公は、「日常生活の中で感じた、光と影のうち影の部分を意識することが最近多くなってきた。iPhone片手に満員電車に乗る人々の姿や、挨拶をしてもどこかよそよそしい近所の住民、さまざまな文明や社会の変化の中で感じた「影」に対して、これ以上に便利な世の中はもういらない!と中指を立てる自分自身を投影しているのかもしれない」と語る。

価格は一体8800円(+税)。今回も、100体のみの数量限定販売。確実にほしい方は会期初日に駆け込むことをおすすめする。

 

 

<以下、鷲尾友公からのコメント>

人間の手が便利を生む。そしてそれを作りだす事は現代では個性を排除していくことじゃないか?
文明もなにもあったもんじゃない。見た目が同じアパート、どこも同じ景色。
壊されていく個性が影を生み出した。そして手君は黒に変色した
同じアパートに住んでる隣人はどんな人か知ってるかい?
元気よく挨拶しても返ってくるのは冷たい視線だぜ。よそよそしいんだぜ。
便利はもう十分、不便なくらいがちょうどいいのよ。人間は。

と手君が言っています。

 
あと、最後に僕が尊敬する粟津さんの言葉も置いときます。
イラストレーションは、光によって照らしだすということよりも、むしろ光輝く世界の白々とした影の部分めがけて表現を求めるものであり、明らかにするこではなく、とじることであり、混沌を描きだすことであり、啓発する事ではなくドカンと喚起することではあるまいか。
(「デザインになにができるか」’69年 粟津潔)抜粋
イベント情報

2018年12月21日(金)〜2019年1月12日(土)
TEKUN WAS HERE ORIGINAL VINYL TOY RELEASE EXHIBITION
会場:MAD BOXXX(名古屋市中区栄5丁目4-22)
OPEN 13:00 〜 CLOSE 19:00
定休日 木曜日 
商品に関するお問い合わせ
boombastic.rtm@gmail.com

鷲尾友公
1977年愛知県生まれ。同地在住。 独学で絵画を学び、人物や事象など享受した事柄と関わり合いながら、イラストやデザイン、映像など多岐に渡る制作活動を展開し、人間の自由な行為として表現する。主な展覧会に「鷲尾友公のWILD THINGS 」(アートラボあいち長者町、2016年)、『粟津潔、マクリヒロゲル 1「美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス」』(金沢21世紀美術館、石川、2014年)などがある。

posted by LIVERARY

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