2021.01.15.Fri - 04.11.Sun | 愛知県美術館(愛知|栄)
東海地方の美術館では初の大規模個展となる「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」が愛知県美術館にて4月11日まで開催中。
横尾忠則(1936年生まれ)は、1960年代初頭よりグラフィック・デザイナー、およびイラストレーターとして活動を開始し、日本の土俗的なモティーフとポップ・アート的な感覚を融合させた独自の表現により、世界的に高い評価を得てきた。その後、1980年代に、いわゆる「画家宣言」によって、「デザイナー」から「画家・芸術家」へと活動領域を移し、斬新なテーマと表現による作品を次々と発表。国内外で現代美術家としても高い評価を得て、2000年代以降、国公立美術館での個展が相次いでおり、パリのカルティエ現代美術財団(2006 年)をはじめ、近年では海外での発表も数多く行われている。
本展では「作品による自伝」をテーマに、1960年代のグラフィック作品、「画家宣言」後、活動領域を絵画に広げた1980年代以降の多様なスタイル・技法・テーマによる絵画作品、さらには2000年代の代表作「Y字路」シリーズから最新作「原郷」と、豊富な出品作品によって60年以上に及ぶ作家の活動の全貌に迫りながら、横尾の芸術の展開と生涯のエピソードとを、重ね合わせながら描き出していく。
《TADANORI YOKOO》1965年 京都国立近代美術館
2021年1月15日~4月11日
GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?
会場:愛知県美術館(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2)
開館時間:10:00~18:00 金曜日は20:00 まで(入館は閉館30 分前まで)
休館日:月曜日
観覧料: 一般 1,500 円 / 高校・大学生 1,200 円 / 中学生以下無料
※上記料金で同時開催のコレクション展もご覧いただけます。
※「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」のいずれかをお持ちの方、また、その手帳に「第1種」または「1級」と記載のある方に付き添われる方は1名まで当日料金が半額になります。美術館チケット売場にて手帳をお示しになり、お買い求めください(付き添いの方はお申し出ください)。
※当日券についての詳細は美術館ウェブサイトをご覧ください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、同時に多くの方が入館することを避けるため、本展では団体割引は行いません。
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/
横尾忠則 よこお・ただのり
1936年、兵庫県西脇市生まれ。高校卒業後、神戸でデザイナーとしての活動を始め、1960年に東京に進出、グラフィック・デザイナー、イラストレーターとして脚光を浴びる。その後、1980年にニューヨーク近代美術館で大規模なピカソ展を見たことを契機に、画家としての本格的な活動を開始。様々な手法と様式を駆使して森羅万象に及ぶ多様なテーマを描いた絵画作品を生み出し、国際的にも高く評価されている。2012年に横尾忠則現代美術館(兵庫県神戸市)、2013年に豊島横尾館(香川県豊島)開館。主な個展に「横尾忠則 私への帰還」(兵庫県立近代美術館、神奈川県立近代美術館、1997)、「横尾忠則 森羅万象」(東京都現代美術館、広島市現代美術館、2002-2003)、「TADANORI YOKOO」(カルティエ現代美術財団、2006)、「冒険王・横尾忠則」(世田谷美術館、兵庫県立美術館、2008)、「横尾忠則全ポスター」(国立国際美術館、2010)、「横尾忠則展 反反復復反復」(横尾忠則現代美術館、2012)、「横尾忠則 HANGA JUNGLE」(町田市立国際版画美術館、横尾忠則現代美術館、2017)など。
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