[第1部] 11.8Fri - 10Sun [第2部] 11.15Fri - 17Sun |スタジオ・マノマノ
Text_Keiko Matsunaga (Sundwich)
関西を中心に活躍するアーティストwassaによる名古屋初となる展示『wassa “pataphysique”』が、11月8日より17日まで6日間限りでスタジオマノマノにて開催される。シニカルでユーモラス、そしてどこか哲学的な彼女のアートワークは、いったいどんな風に生まれるのだろう。
–先日パリで個展に参加されたそうですが、いかがでしたか?
「パリでは愛知県立芸術大学の学生や教員のみなさんたちとともにグループ展に参加したんです。現地のアーティストの方とも交流でき、とてもいい刺激でした。言葉は通じなくても伝わるものってあるんだなぁ…と感動しました。作品を通して異国の方とつながることができたのはとても大きな収穫でした。」
–旅先でも作品づくりはされたのですか?
「在仏中はパリの街並や風景、人々に感化されてたくさんの作品を描きました。特に意識した訳ではないけれど、旅先の雰囲気が感じられる作品が多く生まれたんじゃないかなと思っています。色を反転させたようなタッチ、街や人々のシルエットをモチーフにしたものなど、いつもと違う表現方法にもトライしました。マノマノでもパリで制作した作品を展示するので、観て感じていただけたらうれしいです。」
–帰国後も地元である関西で個展を開催するなど、精力的に活動されていますが、wassaさんの作品づくりの原動力ってどんなところから生まれるのですか?
「たくさんの人々との出会いがあって、今の自分があると思います。作品づくりの原動力となっているのは、そういったみなさんとの“つながり”なのかもしれません。今のように個展ができるようになったのも、憧れの作家さんに作品を気に入ってもらえたことがきっかけ。そこからいろんなつながりができて、今のようにイラストの仕事がきたり、個展のお誘いがかかるようになりました。名古屋での個展でも新しい出会いがあるといいなと密かに期待しています!」
–今回の個展の見どころを教えてください。
「今回は “pataphysique”(空想科学)というテーマのもと、ドローイングや人形、雑貨類を展示します。会期中はバックやグラスにライブペイントをしようと思っているんです。来てくださった方とのコミュニケーションを楽しみながら、LIVE感のある個展にできたらいいですね。また、喫茶クロカワさんとコラボしたスペシャルCAFE『喫茶クロカワッサ』も企画しています。ドローイングしたオリジナルグラスで展示をイメージしたドリンクを提供する予定。わたし自身もどんなコラボになるかワクワクしています。会期中は毎日在廊しているので、気軽に声をかけてください。」
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