“街中がキャンパス。誰でも先生、誰でも生徒”を合言葉にさまざまな授業を各地で行ってきた「大ナゴヤ大学」。同団体が今年7周年を迎え、その記念イベントを9月10日(土)、名古屋テレビ塔を使ってほぼ1日を通して開催する。
7年間で大ナゴヤ圏(=名古屋市を中心にその周辺エリアも含む)のさまざまな魅力を授業という形を通じて発見し提案してきた「大ナゴヤ大学」。今回の周年記念イベントでは、「本物のキャンパスがあったらどんな大学になるのだろう?」というアイデアを形にし、名古屋テレビ塔を1日限りの「リアルキャンパス」をつくりあげる。
当日は、「授業」のほか「サークル活動」、「購買部」、「キャリア支援室」など、大ナゴヤ大学なりのスタイルで“リアルキャンパス”を表現した内容を楽しめる。一緒に授業を受けたり、キャンパス内を巡ったり、昼ご飯を食べたり…一日限りのキャンパスライフを通じて、クラスメイトのような仲間もできるかも!
<コンテンツとスケジュールは以下の通り>
授業 ※各授業それぞれ参加が可能。※事前申込が必要
【1限目】10:30~12:00 少女漫画偏愛論2「かわいい」は世界を救う?
【2限目】13:30~15:00 カメラ視点学 ~身近な日常を別世界に変える方法~
【3限目】16:00~17:30 魅力のない街?【名古屋】について考える。 ~ナゴヤ学~
フィールドワーク ※事前申込が必要
10:20~12:30 ようこそ“はじめてのお茶室”へ~茶の湯から日本文化を辿る時間(タビ)~(名古屋城)
12:00~14:45 そうぞう室アートアラウンド「愛知トリエンナーレ長者町会場」(長者町)
13:50~16:00 ようこそ”はじめてのお茶室”へ~茶の湯から日本文化を辿る時間(タビ)~(名古屋城)
その他、当時参加可能な企画として、TV塔のスタッフが案内する「裏・テレビ塔ツアー」といったサークル活動や、さまざまな分野で働く仕事人たちがバーテンダーとなってお話もできる「しごとバー」という一日限りのバーもテレビ塔内に出現するという。
授業3限目「魅力のない街?【名古屋】について考える。」に「LIVERARY」編集部も参加!
「魅力のない街ワースト1」の称号を得てしまったことで逆に注目を集めた、情けない名古屋。そんな名古屋にもおもしろいことをしている人たちはいる!というメッセージともに企画されたのが今回のトークセッション。パネラーには、名古屋メシ/浅野祥雲像について書かせたら右に出るものはいない!と言っても過言ではないライター・大竹敏之。名古屋/愛知の古き好き歴史・文化を再発見するイベント「やっとかめ文化祭」や港街でのアートと音楽と街に架け橋を結ぶイベント「アッセンブリッジナゴヤ」などに携わってきた名古屋市職員・吉田祐治。名古屋テレビ塔を中心とした街づくりを牽引する「SOCIAL TOWER PROJECT」リーダー・青木奈美。司会進行は大ナゴヤ大学学長・加藤幹泰。そして、そこに「LIVERARY」編集部より武部敬俊、黒田義隆(ON READING, BOOK MARK NAGOYA)も参加!名古屋の魅力発信に携わるみなさんとともにトークセッションを行います。ぜひ遊びにいらしてください。※予約申し込みはコチラ。
<以下、学長よりコメント>
いつも大ナゴヤ大学をありがとうございます。
大ナゴヤ大学7周年特別授業ということで「ナゴヤ学」を開催します。
ところで皆さんもご存じだとは思いますが
先日、名古屋市による都市魅力調査が行われました。
全国8主要都市の各市に住む3300名の方々にインターネットで
「愛着度」「誇り度」「知人への推奨度」のアンケートをとる内容でしたが、
名古屋市は「愛着」「誇り」は7位、さらに「推奨」は最下位の8位でした。
多くのメディアがこの結果だけを報道し、
またその結果のみを聞いてショックを受けた人も少ないと思います。
しかし!
名古屋を中心とした大ナゴヤ圏の魅力をこれまで7年間発掘発信してきた
大ナゴヤ大学としては、この結果にもちろん納得はいっていません。
私たちは名古屋というまちの面白さや可能性を感じて、
各分野で活躍している面白い人たちや活動をたくさん知っているからです。
何を魅力と思うかは人それぞれある中で、
「名古屋らしい魅力は何」と1つに絞ることがナンセンスだと思っています。
今回は、名古屋というまちに面白さを感じて自分の好きなテーマやコトを深め拡げたいと
活動をしている様々な人たちを先生に迎え、
「名古屋って本当に魅力ないんでしょうか?」という皆さんが今聞きたい疑問を
先生と皆さんも交えて探っていきたいと思います。
Text by 大ナゴヤ大学 学長 加藤幹泰