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【SPECIAL REVIEW】今、最も体感すべきテクノロジーと音楽の祭典「POST」とは何だったのか?10時間に及ぶトークセッションを中心にLIVERARYが全力レポ。

2015.10.11.Sun | ソフトピアジャパンセンター(岐阜|大垣)

 

「POST」は、大きく分けて2つの会場でイベントが行われた。

ひとつは、ここまでレポートを掲載してきたトークセッションが行われたホールを内包する、情報工房。そして、そこから徒歩1分ほどのところの同じ敷地内に建つ、センタービル。それぞれのビル内では、地元岐阜の企業含め県内外の企業プレゼンブースが並び、ビジネスシンポジウムの要素も成していた。

 

企業ブースのコーナー。_MG_1252


2つのビルの間の道沿いにはフードエリアも。
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トークセッションで頭をフル回転させた後は、
迫力の音環境での音楽ライブで心を開放。

 

「POST」では、トークと平行してライブのタイムテーブルが組まれている。頭をフル回転させた後は、外へ出て、隣のビルで行われるライブ会場へ向かう。その途中には、屋台ブースが立ち並び、食事をしたり、談笑したりとリフレッシュした来場者たちの姿が目に入る。ビルの間を通り抜ける小気味いい風を受けながら屋台ブースを抜け、歩いて行く。センタービルに入り、エスカレーターを上った先の大きなホールのドアを開けると、そこでは白熱のライブが展開されていた。

 

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それぞれのファンが声を上げ、盛り上がりを見せたライブステージ。

篠崎 愛に始まり、DE DE MOUSE +山口 崇司(d.v.d)まで多様なラインナップが登場し、会場を沸かせ続けた。

 

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篠崎愛の
楽屋にて。出番前に少し時間をもらってライブへの意気込みについて尋ねてみると、「ステージに立ったら、自分が楽しめることだけを考えて歌う。そうすればきっとお客さんも楽しんでくれるはず。」と語ってくれた。もちろん、ライブ本番ではその歌唱力の高さで観客を魅了した。

 

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中塚武
のバンドセットによる、抜群の安定感で繰り広げられるライブはまさに痛快だった。生楽器での演奏者が少なかったためか、より一層バンドアンサンブルの素晴らしさというものを感じさせられた。

 

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大トリを務めたのは、DE DE MOUSE +山口 崇司(d.v.d)。映像技術と音楽ライブの融合は、POSTを象徴するライブとなったことは言うまでもない…。

 

そして、時系列が前後しましたが、POSTレポート・トークセッション後編へ。

お待ちかね、真鍋大度の登場です。

 

17:3019:00

SESSION 4

テクノロジー×エンタテイメント

セッション4では、IAMAS卒業生のトップクリエイターであろう、Rhizomatiks Research真鍋大度が登場欧米で人気の高いEDMフェス「EDC」の日本誘致を初めて実現させたGMOインターネットグループ吉山勇樹がそれぞれエンターテイメントに特化した“テクノロジーと音楽”についてのプレゼンテーションを行った。

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最新のテクノロジーで増大させる、音楽の力。

真鍋のプレゼンの時間はやはり多くの観客が集まっており、場内の期待値を感じさせられた。話の大半が実践的で技術的な内容。これまでの数々の作品やケースの中から今回は、実際の映像に3Dスキャンで取り込んだ映像を合成することで、仮想世界と現実世界をシームレスに行き来する手法について解説された。

それは、端的に言えば1つ目のカメラ映像と2つ目のカメラ映像の間を3D映像で繋ぐことによって、滑らかなアングル切り替えができるというものだ。この技術は実際にアメリカの音楽フェス・SXSWに登場したPerfumeや、サカナクションなどのライブでも使用されている。会場は高性能なスキャンを事前に行い、人は低精度でその場でスキャンし組み合わせる高度なものだ。

 

PerfumeのSXSWでのライブ。今回のトークを聞いてこの映像のカラクリを知れたことは個人的にもかなり嬉しい。近日公開される映画『WE ARE Perfume –WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』にも俄然興味が湧いた。

また、最近ではドローンを使った動画制作の依頼も増え、前述した3Dスキャンの技術にドローンを加え、今までになかったカメラワークに挑戦しているのだとか。「システムで思い通りにドローンを動かすのはまだまだ難しい」と話す真鍋。今後の研究に期待したい。

 

ドローンで撮影した動画と、3D映像を合成したMVはこちら。


ちなみにアフターパーティーでは真鍋大度本人によるDJと、実際に地下駐車場を3Dスキャンし、ライゾマの映像技術を駆使したライブパフォーマンスも行われた。

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19:00~20:00

SESSION 5

テクノロジー×音(楽)

最後は、技術的に検証された音を効果的に使ったマーケティングやブランディングについて。ソニックブランディングと言われる“音を使ったブランディング”を行う企業も増えてきたという昨今、人の心も社会もコントロールすることができる音楽こそテクノロジーと考えるサウンドデザイナー・川上央らが登壇し、音を効果的に使ったマーケティング方法などを紹介。これで、すべてのトークセッションが終了。

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計10時間に及ぶトークセッションは、圧倒的な情報量だった。ビジネス〜音楽〜テクノロジーを様々な角度からそれぞれの関係性を紐解き、未来に希望を見出すチャンスを僕たちに与えてくれたと言えよう。登壇者と参加者が交流する場面もあり、現場にいたすべての人にとって貴重な機会となったのではないだろうか。

 

未来を見据えるフェス「POST」から見えた景色。

「POST」が他のフェスとは明らかに違ったのは、スーツを着た明らかに企業系の人種から、(IAMAS生かもしれないが)感度の高そうな若者まで、さまざまな目的でこの場所に集まった来場者たちが2つのビル間を行き交う、少し不思議な会場内の景色だった。

ビジネスシンポジウム、展示、ミュージックライブ、アフターパーティー合わせて、延べ2000人が来場した結果となった初回。来年もきっと開催されるこの新型フェス「POST」がより多くの人に足を運んでもらえるようになれば、きっともっと未来はおもしろくなるはずだ。その思いをここにPOSTし、今回のレポートを終わることにしよう。

 

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イベント情報

POST
会場:ソフトピアジャパンセンター岐阜県大垣市加賀野4丁目1番地7)
時間:9:30〜
料金:前売4000円/当日4500円
ライブ:
篠崎愛、中塚 武、DE DE MOUSE + 山口崇司、 P.O.P、 Q’ulle、 Silva
トーク:
SESSION1 米田 昌弘、今村 理人、小川 淳、武藤 博昭、粟生 万琴
SESSION2 中村 洋基、tomad、中村 俊介、砂金 信一郎、西村 真里子
SESSION3 小林 茂、八木 啓太、中澤 優子
SESSION4 真鍋 大度、吉山 勇樹、
SESSION5 川上 央、松林 博文
アフターパーティー:
DJ DaitoManabe + Setsuya Kurotaki+VJ Rhizomatiks Research、DJ TASAKA、tomad、Bim&VaVa、刀頭 、DJ MOTIVE …and more!
詳細:https://www.postfes.jp/

posted by LIVERARY

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