_shi_ri_to_ri_ by なるじあき
しりとりと読みます。日頃、糸を使ったり使わなかったりするアーティストの方々に、「糸」を使った作品を制作してもらい、 作品タイトルを「しりとり」でリレーしていくという、ゆるカッコEコーナーです。
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第4回目のゲスト作家は、松尾ミユキさん。 彼女との付き合いは、10年近くになる。出会った頃から変わらない、いつだって優しくて頼もしいひと。
「あ」➡『あたらしい家』
幾何学な敷物コラージュのイメージが膨らんで、ねこの家になりました。
松尾さんのアトリエの壁に飾ってみました。
松尾さんちでお話。
なるじ: | 「あ」で始まるタイトルはどう決めたの?(以下な) |
松尾: | “あたらしい”から始まる言葉にしたくて。“あたらしいリズム”とか。(以下松) |
な: | 昨年、拠点を東京から名古屋に戻したことで、 “あたらしい”って気分なんだね。 |
松: | それもあるかも。 |
な: | 作品観た瞬間、ザ・松尾カラー!て思ったんだけど、 昔からこの辺の色が好きなの? |
松: | そう、昔から。 美術学校時代から、先生に「君はあまり人気の無い色を好んで使うね」て、言われてた。笑 それはそれで個性があって良いという意味でね。 |
な: | 今まであまり自分の絵を飾らなかったっていうのはどうして? |
松: | ん~どうして。どうしてだろう。。。 自分の絵だと、もう少しこうした方が良かったかな? とか気になってしまうからかも。 |
な: | 他の人の絵だと気にならない? |
松: | 気にならないわ~。(即答 笑) |
な: | 今回、自分の家に飾ることを考えたって言ってたけど。 |
松: | ここ最近は展示をやるようになったのもあって、実際に「飾る」って ことを意識して描くようになって変わってきたかな。 |
な: | だから松尾らしい一番落ち着く色なんだね、納得。 |
あとがき
松尾さんたちが名古屋に居た頃、「今から行っていい?」
と突然電話しても、心良く迎えてくれました。
そして、美味しいおもてなしをサラリとしてくれるのです。
東京行ってもそれは変わらなくて、宿にさせて貰う時もごく自然に気遣ってくれる。
街を案内してくれる時にも、サッと手を出して荷物を持ってくれるような二人。
そこに裏がない。
だから、彼女の生み出す作品も、ご主人 真さんの作る※お菓子も、人を引きつけるのだと思います。
3月に行うテーマの違う2つの展示、是非ご覧下さい。
そして、部屋に飾って欲しいです。
※Karuna/カルナー 石原 真さんの、体に優しくて美味しいお菓子。現在お休み中
次回は「え」 え? えー! えぇ
田口 美早紀さんへ、バトンタッ~チ!!!
これまでの糸りとり
第1回「あ」➡『赤い輪っか』成地 亜紀(2013.11.05 UP)
第2回「か」➡『風立ちぬ』遠山 敦(2013.12.01 UP)
第3回「ぬ」➡『ヌクアロファ』TMTM/Tomoe Miyazaki(2013.12.28 UP)
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