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国際芸術祭「あいち2022」のプレイベントとして若手アーティストの公募展「ARTS CHALLENGE 2022」を開催。8組の入選作家が愛知芸術文化センターにて展示、来場者は作品投票も。

2022.01.22.Sat - 02.06.Sun | 愛知芸術文化センター(愛知|栄)

 

 

ARTS CHALLENGE 2022は、公募した若手アーティストの作品を愛知芸術文化センターで展示する企画。170組から選ばれた8組のアーティストの作品が、2022122(土)〜26日(日)までの間、愛知芸術文化センター内で展示される。
本公募展は、国際芸術祭「あいち2022のプレイベントとして開催し、「I Got Up 生きなおす空間」をテーマに作品プランを募集。2022122(土)〜1月30日(日)の期間中に来場した人は作品投票できる仕組みになっており、観客賞を投票で決めることができる。審査員は、美術批評家の沢山遼 、国立西洋美術館研究員の新藤淳 、国内外で活動するアーティスト・竹村京、愛知県美術館学芸員、「あいち2022」キュレーター・中村史子、そして特別審査員に、「あいち2022」芸術監督 、森美術館館長・片岡真実5人が務める。

入選したアーティストは、江藤 佑一小栢 可愛黒木 佐野 私道 かぴ(安住の地)篠藤 碧空宮内 由梨三枝 8組

 

 

江藤 佑一
MAEGARI “Handmade Mask”
手作りマスクの制作過程をモチーフにしたMAEGARIの実践。(到達するであろう未来の一部を抱えながら、その未来の全体へと向かう方法)

 

 

 

小栢 可愛
I GOT UP. AN ORDINARY DAY.
不要不急ではない命をみな生きている。何処にも行けず、誰とも会えなくても、世界の一部であり続けたい。無かったことにしないために、されないために。時を刻み直す記憶の回廊を歩き追想する。必死に生きた証を。

 

 

 

黒木
Wake-up Call

他者との物理的な距離の確保が徹底されている一方、SNSで個人の生活を知りすぎてしまうような現状がある。本作ではちょうどよいやりとりや距離感を求めて、他愛のない会話を日常に取り戻すことを実践する。

 

 

 

 

 

佐野
《沈黙の部屋》
安息の場所である「部屋」という私たちの生活の中で安全性が確保されたものに強い揺さぶりを与えることで、今この場所が当たり前に存在するとは限らない「拠り所の存在」について鑑賞者に問いかける。

 

 

 

 

私道 かぴ(安住の地)
《父親になったのはいつ?/When did you become a father?

「あなたが父親になった実感を持ったのはいつですか?」という質問を、子どものいる父親30名に実施。その答えを作家が台詞に起こし、子どものいない俳優がカメラの前で演じます。父親とは何か?を問う映像作品です。

 

 

 

 

篠藤 碧空
I’m an artist, I’m working here

アートは天才の特別な仕事でも人々の心を安らげる奉仕的な活動でもありません。アートは明確な論理と過去の参照から生まれ、金銭が流通する独自の経済も存在します。その様は普遍的な労働活動と何も変わりません

 

 

 

 

宮内 由梨
A Red Life

ロンドン、2017年秋。体を掻くことしかできずに零れ落ちていく日々の時間を、掻くことで生まれる時間と明日へ変えようとした。ポストカードに縫い付けた綿布の層をその日、体を掻く強さで掻く。今も、明日も。

 

 

 

 

三枝
《庭のほつれ》
ある日突然追い出された畑に、月に一度だけ立ち入ることを自分に許し、カメラとこっそり歩いた記録。2014年にわずか4ヶ月で中断されたこの試みと、2度目の「畑からの追放」について、残された写真を通してみつめる。

 

 

 

初日の1月22日(土)は、オープニングイベントとしてアーティストによるリレー・トークが行われる。定員は先着50名、参加費は無料。オープニングイベントに加えて、篠藤碧空によるワークショップ、三枝愛の開幕前に作品制作を公開するイベントも。会場で印象に残った作品に、ぜひ投票してみてほしい。

 

 

イベント情報

2022122日(土)〜 26日(日)
ARTS CHALLENGE 2022
会場:愛知芸術文化センター アートスペースX及びパブリック・スペース(名古屋市東区東桜一丁目132号)
開場時間:10:00 18:00(最終日は16:00閉場)
休場日:月曜日(124日、131日)
観覧料:無料
入選アーティスト:江藤 佑一、小栢 可愛、黒木 結、佐野 魁、私道 かぴ(安住の地)、篠藤 碧空、宮内 由梨、三枝 愛 ※()は所属団体名
審査員:沢山遼、新藤淳、竹村京、中村史子、特別審査員:片岡真実
主催:国際芸術祭「あいち」組織委員会
助成:一般財団法人地域創造


入選アーティストによるリレー・トーク
日時:2022年1月22日(土)10:30〜、14:00
場所:愛知芸術文化センター  12階 アートスペースG
定員:50名(先着順)
参加費:無料
事前申し込み不要


篠藤碧空ワークショップ

「アーティスト職業体験:You are an artist too.
会期中毎日作家が行っている、模造柱を押して移動させるパフォーマンスを体験できます。
日時: 毎週土・日(1 22 ()23 ()29 ()30 () 2 5 ()6 ()
時間:10:0012:0013:0018:00
所要時間:10分程度  
場所:愛知芸術文化センター 地下1階 南玄関階段上部踊場
対象:どなたでも
参加費:無料
事前申し込み不要  参加ご希望の方は、会場でパフォーマンスを行う作家にお声掛けください。

 

三枝愛公開制作「庭のほつれ」
公募展開幕前の4日間に、展示会場で作家の作品制作の過程を公開します。
公開制作日時:118日(火)~121日(金)
時間:13:0016:00
場所:愛知芸術文化センター 地下2階 アートスペースX
事前申し込み不要
10:0013:0016:0018:00も入場できますが、制作の様子を見ることはできません。

 

沢山遼 (美術批評家)
岡山県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。著書に『絵画の力学』(書肆侃侃房、2020年)、共著に『絵画との契約 山田正亮再考』(松浦寿夫、中林和雄ほか著、水声社、2016年)『現代アート10講』(田中正之編著、武蔵野美術大学出版局、2017年)などがある。

 

新藤淳 (国立西洋美術館主任研究員)
広島県生まれ。美術史、美術批評。共著書に『版画の写像学』(ありな書房)、『ウィーン 総合芸術に宿る夢』(竹林舎)、『ドイツ・ルネサンスの挑戦』(東京美術)など。展覧会企画(共同キュレーションを含む)に「かたちは、うつる」(2009年)、「フェルディナント・ホドラー展」(201415年)、「No Museum, No Life?-これからの美術館事典」(2015年)、「クラーナハ展―500年後の誘惑」(201617年)、特別展示「リヒター|クールベ」(201819年)など。目下、「令和3年度国立美術館巡回展 国立西洋美術館コレクションによる」展覧会として、開催館/開催地の作品や記憶たちとともに展示を会場ごと2通りに分岐させる「山形で考える西洋美術|高岡で考える西洋美術──〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき」(2021年)を企画準備中。

 

竹村京(アーティスト)
東京都生まれ。1998年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、2002年同大学大学院美術研究科修了。2000年ポーラ美術振興財団在外研修員としてベルリンに滞在。代表作に、壊れた日用品を薄い化学繊維で包み、その割れ目や傷跡を絹糸で縫い直す「修復シリーズ」や、主に写真やドローイングの上に刺繍を施した白布を重ねた平面のインスタレーション作品がある。近年の主な展覧会に「How Can It Be Recovered?」(メイトランド・リージョナル・アート・ギャラリー、2020年)、「長島有里枝×竹村京 まえ いま」(群馬県立近代美術館、2019年)、「どの瞬間が一番ワクワクする?」(ポーラ美術館、神奈川、2018年)、ほか。第15回シドニー・ビエンナーレ(2006年)、横浜トリエンナーレ(2020年)にも参加するなど、国内外で活動する。

 

中村史子(愛知県美術館主任学芸員、国際芸術祭「あいち2022」キュレーター)
愛知県生まれ。東海圏から関西圏を拠点に活動。専門は視覚文化、写真、コンテンポラリーアート。2007年より愛知県美術館に勤務。美術館で担当した主な展覧会に「放課後のはらっぱ」(2009年)、「魔術/美術」(2012年)、「これからの写真」(2014年)がある。また、美術館では若手作家を個展形式で紹介するシリーズ「APMoA Project, ARCH(2012-2017)を立ち上げる。2015年より日本と東南アジアのキュレーターが協働で調査、展覧会企画を行う美術プロジェクト「Condition Report」(国際交流基金主催)に参加し、2017年にはタイのチェンマイにてグループ展「Play in the Flow」を企画、実施する。2021年より国際芸術祭「あいち2022」キュレーターを務める。

 

片岡真実(国際芸術祭「あいち2022」芸術監督 /森美術館館長/国際美術館会議(CIMAM)会長)
ニッセイ基礎研究所都市開発部、東京オペラシティアートギャラリー・チーフキュレーターを経て、2003年より森美術館。2020年より同館館長。20072009年はヘイワード・ギャラリー(ロンドン)にて、インターナショナル・キュレーターを兼務。第9回光州ビエンナーレ(2012年)共同芸術監督、第21回シドニー・ビエンナーレ芸術監督(2018年)。2014年から国際美術館会議(CIMAM)理事を務め、2020年より会長(~2022年)。

posted by K.NAKASHIMA_LIVERARY

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