Youtube
instagram
twitter
facebook
糸りとり 第21回|片岡 メリヤス

_shi_ri_to_ri_ by なるじあき

LOGO_naru1

しりとりと読みます。日頃、糸を使ったり使わなかったりするアーティストの方々に、「糸」を使った作品を制作してもらい、作品タイトルを「しりとり」でリレーしていくという、ゆるカッコEコーナーです。

_______

第21回目のゲスト作家は、片岡 メリヤスさん。以前から気になりまくりだったメリヤスさんは、絶妙胸キュンバランスなぬいぐるみを生み出します。今年4月、KAKUOZAN LADERの展示で初対面、そして可愛いすぎるのでナンパしました。

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

「し」➡『親友』

meriyasu3

親友くんです

あんまり興味なさそうな顔して実は

 

meriyasu1

どっしりじっくり話を聞いてくれます

 

meriyasu2

背中越しでも、ちゃんと聞いてますよ!

 

meriyasu4

肉球はもちろんピンクです

やさし〜〜〜

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 

片岡  メリヤスさんに、質問 !!

 

なるじ:
タイトルを「親友」にしたのはどうしてですか?この子の名前が「親友くん」?

 

メリヤス:
「し」で言葉を探したら、「親友」が出てきて、もうこれしかない!って感じで即決でした。ぬいぐるみは、遊んだり、話しかけたり、心の拠り所にしたり、まさに「親友」そのものかなと。名前が「親友くん」です。でも「ん」が付くと終わっちゃうので。。

 

なるじ:
親友くんは、どんなイメージで作りましたか?

 

メリヤス:
普段、名前は完成してから付けるので、「親友」に捕われないように心がけました。彼は、ブレない心で話を聞いてくれそうです。あんまり興味の無さそうな顔がまた良いんです。親友くんと親友になってくれる人が現れたら、きっと自分の色々な話を、その人だけにこっそりと教えてくれると思います。

 

なるじ:
ほんと、どっしり座って「うんうん」って気が済むまで話聞いてくれそう。そこに居る安心感。
普段、完成してから名前を付けるとの事ですが、作る前に絵を描いたり顔をイメージしたりしますか?それとも手の動くままに?気をつけていること、意識してることってありますか?

 

メリヤス:
頭の中でなんとなくイメージはしますが、作り始めた途端、全く違うものになる予感がします。手の動くままと言えばそうかもですが、常に可愛くなるように、とにかく可愛い部分を探しながら作り上げていきます。そればかり考えています。

 

なるじ:
それであの絶妙な胸キュンバランスになるんですね。
ぬいぐるみ作りは、いつ頃から始めたんですか?

 

メリヤス:
友達の子供に作ったのがきっかけで、2011年から「片岡メリヤス」という名前で活動を始めて、いつの間にかぬいぐるみ作家になっていました。

 

なるじ:
ぬいぐるみに名前をつけているのは、最初からですか?

 

メリヤス:
はいそうです。1人の生命体として認識しているので、名前が無いと可哀想なのでつけています。

 

なるじ:
メリヤスさんのぬいぐるみやおもちゃって、バランス構成がたまらなくツボで、特にチョロQとか動いたり、目が光るシリーズがクールですよね。この感覚ってどこからきてると思いますか?影響された人、物、色々あると思うんですが。

 

メリヤス:
もともとカッコいいものが好きでなのに「カッコいい」とは逆の「かわいい」ぬいぐるみを作っているので、反動でラジコンとか男の子的おもちゃを取り入れて、バランスを取っている気がします。ぬいぐるみって、ガーリー枠に入ってしまいがちなので、裏切りたくなるというか。。
それと、大人を遊ばせたい!という願いがあって、普段ぬいぐるみ遊びをしない人の心を掴むにはどうしたらいいかと、常に考えています。動いたり光ったりするぬいぐるみをきっかけに、ぬいぐるみ遊びに興味を持って貰えたらいいなぁと。とにかく全ての人に対して、遊んで笑って欲しい欲求が強いです。

 

なるじ:
それ凄くわかります。編み物も同じで、できるだけ手芸感を削ぎ落として、素材の一つとして選択して貰う事を、ずっと考えてます。そういう思いがあってあの可愛さになるから、男女問わず好きになっちゃう。

小さい頃は、どんな子供でしたか?どんな環境でどんな遊びしてたとか。

 

メリヤス:
おとなしかったと思います。人見知りもしていたと思うし、積極的に自分から何かをする事はなかったです。幼い頃は、お父さんが考えた独自ルールの謎の遊びをしたり、小学生の時も友達と架空の遊びをしていました。非現実世界で羽を伸ばすタイプでしたね

 

なるじ:
お父さん考案の謎の遊びが気になります(笑)

現在、無期限活動休止中のバンド「むせいらん」のきっかけは何ですか?衣装やPVに、ぬいぐるみが登場してますが、始める時からのコンセプトですか?

 

メリヤス:
バンドやってみたら?という人がいて、それでなんとなく。まさか自分が、音楽をやる事になるとは思ってもみなかったので、今でもビックリしてます。メンバーのことが大好きです。衣装やPVは、全く予期していなくて、私がぬいぐるみを作っているのがメンバーに知られて、使う事になったんです。

 

なるじ:
てっきり最初からのコンセプトだと思ってました。それはビックリの連続ですね。
では今、気になっている人やコト、今後やってみたいことってありますか?

 

メリヤス:
ダンスが気になります、特にロックダンス。踊れたらカッコいいな~っと思って憧れています。
今後やってみたいのは、大掛かりな人形劇です。展示のオープニングパーティーでたまに人形劇をやっていますが、いつも小規模なので、舞台装置など凝った物を作って、関わる人数も増やしてやってみたいです。

 

なるじ:
大掛かりな人形劇、良いですね!あと、着ぐるみ人形劇とかも面白そう。ダンスもできちゃうし(笑)
名古屋公演の際は、是非お手伝いしますね!

最後に、メリヤスさんにとって、ぬいぐるみとは?(ア○ザースカイ的なw)

 

メリヤス:
親友です!

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

次回は「う」 
FLANGER/IKEBANAマキさんへ、バトンタ〜ッチ!!!
!!!

 

これまでの糸りとり

第1回「あ」➡『赤い輪っか』成地 亜紀(2013.11.05 UP)
第2回「か」➡『風立ちぬ』遠山 敦(2013.12.01 UP)
第3回「ぬ」➡『ヌクアロファ』TMTM/Tomoe Miyazaki(2013.12.28 UP)

第4回「あ」➡『あたらしい家』松尾ミユキ(2014.2.2 UP)
第5回「え」➡『えびでたいをつる』田口美早紀(2014.3.4 UP)
第6回「る」➡『ルウェンゾリの山男』wassa(2014.4.7 UP)
第7回「こ」➡『コイル』都筑 晶絵(2014.4.29 UP)
第8回「る」➡『留守の部屋』Nobue Miyazaki(2014.6.5 UP)
第9回「や」➡『やみよやまねこやすみの国』鈴木 いづみ(2014.7.5 UP)
第10回「に」➡『二期作』塩川 いづみ(2014.8.3 UP)
第11回「く」➡『鯨のランプ』nakaban(2014.9.6 UP)
第12回「ぷ」➡『プレイバック』山口 洋佑(2014.10.3 UP)
第13回「く」➡『空中分解』狩野 岳朗(2014.11.4 UP)
第14回「い」➡『意図的な神の意思』村橋 貴博(2014.12.4 UP)
第15回「し」➡『short short show』fancomi(2015.2.3 UP)
第16回「う」➡『』藤田 道子(2015.3.12 UP)
第17回「み」➡『水揚げされた切り身』松井 一平(2015.4.18 UP)
第18回「み」➡『ミンティ』前田 ひさえ(2015.6.5 UP)
第19回「い」➡『いつもの』井本 幸太郎(2015.8.2 UP)
第20回「の」➡『野武士』大橋 裕之(2015.9.1 UP)

PROFILE

meriyasuprofile

片岡 メリヤス

ぬいぐるみ•動くおもちゃ•光るおもちゃ•などを制作。飾るだけではなく、遊べて愛のあるぬいぐるみを作る。
2014年末から、漫画「片岡おへんろ」を展開中。
現在活動休止中のバンド「むせいらん」のベースボーカル担当。

http://twitter.com/Kataokameriyasu
https://instagram.com/kataokameriyasu/

<お知らせ>
●西荻窪trim個展「片岡メリヤスの縁起モノ展」2015 10/21(水)〜11/1(日)

●日本全国の個人商店や人が集まる場所で、そのお店を題材にした漫画、そのお店に行かないと買えない漫画「片岡おへんろ」を展開中。
<加盟店リスト>
「シンボパン編」東京立川
「ラマパコス編」東京谷保
「古道具コレノナ編」東京国立
「circus編」東京国立
「とじこみ編」東京吉祥寺
「tenonaru編」東京梅ヶ丘
「Kakuozan larder編」愛知名古屋
「新しい人編」東京高円寺
「雑貨!未完成編」東京高円寺
「NEW PURE+編」大阪北浜

meriyasuphoto

企画/ディレクション:成地 亜紀
題字:遠山 敦

RELATED
あなたにオススメする関連記事


PICK UP
特集・ピックアップ記事

LATEST
特集・ニュースの最新記事

RANKING
今読まれている記事

COLUMN
最新の連載コラム記事