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糸りとり 第17回|松井 一平

_shi_ri_to_ri_ by なるじあき

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しりとりと読みます。日頃、糸を使ったり使わなかったりするアーティストの方々に、「糸」を使った作品を制作してもらい、作品タイトルを「しりとり」でリレーしていくという、ゆるカッコEコーナーです。

 

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第17回目のゲスト作家は、松井 一平さん。
彼との付き合いは長い。TEASI結成前だったか、後だったかな。結成2001年とあるので、少なくとも14年は 前。カノーヴァン(現パルル)で、ごく自然に話し始めたのを今でも憶えてます。きっと前世でも友達だったん だと思う。リスペクトし続けている一平ちゃんに、参加して貰える嬉しさがジワジワときています。

 

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「み」➡『水揚げされる切り身』

 

 

 

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「み」から出た完成形

言葉よりも先に、色も形もこのままが浮かんできた

 

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無意識のアーチ

ただ意識したのは、しりとりのスピード感

 

 

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淡く、光る

そこはかとなく漂うメランコリックで甘美な世界感

 

 

 

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松井 一平さんインタビュー。

 

なるじ:
とてもパンチの効いたタイトルだね。

松井:
最初思いつくものが、みかん、ミシン、ミニットメンのDブーン…。何やっても「ん」に引き寄せられて終わらせそうになって笑。。だから、本当に何も考えずに決めたよ。

なるじ:
終わらせるな〜! 笑
制作で大変だった所とか、ポイントな所は?

松井:
大変だったことは特になくて、集中して作ったから割とすぐに完成した。ポイントは特に無いけど、しりとりで答える時のスピード感は意識したかな。あんまり考えない感じ、しりとり感。

なるじ:
スピード感を意識したと言った人は、初めてだな。この速度感覚は、音楽も一緒にやってきたからかもね。
あと、ポイントは特に無いって事だけど、切り身のアーチが効いてて、面白いなと思ったのだけど?

松井:
以前から、平面作品と並行して立体作品は制作してて、アーチ部分も、普段から念頭に置いて作業してるから、 無意識にその手法で仕上げてた。指摘されなかったらポイントだと思わなかったなぁ。笑

なるじ:
なるほど〜、これは無意識のアーチだったんだ! 納得。

松井:
感覚を重視した方が、より「しりとりのスピード感」を大切にできるかなと思って。

なるじ:
今回、淡い色使いとつやが、タイトルと相まって、何ともメランコリックで甘美な世界感だなぁと。

松井:
「み」という言葉を聞いて、瞬間的に思い浮かんできたのが、完成形のあの形・あの色だった。なので、あとはそこに向かっていったという感じかな。言葉が後に来る感じになってしまったけど、作品でのしりとりという意味では正しいのかも知れないね。

なるじ:
「み」だけで、アレが浮かぶなんて、一平ちゃんの頭の中どうなってるんだ! 笑
切り身だけならまだわかるけど、あの色合いの水揚げされてる絵が浮かぶってすごいね。。

松井:
変かな。どうしてもアレだったんだけど。笑

なるじ:
過去にも糸を使った作品があったと思うのだけど、今回やってみてどうだったかな?

松井:
ちょうど10年位前に、糸を使った作品のみで個展をしたんだけど、その時稚拙ながら、無意識になれたのが心 地良くって。今回もやっぱり無意識になれたから、たまに糸に触れるのは脳に良いのかもと思った。

なるじ:
無意識の心地よさってあるね。私もたま~に感じる。子供の頃にはよくあったんだけど。
確か小学生の頃から宅録してたと思うのだけど、絵を描くのもその頃から好きだったのかな?将来は何になりたいと思ってた?

松井:
子供の頃から、絵と音楽が好きで、その2つだけは、毎日なんだかんだ関わりながら大人になった。将来は、絵を描き、音楽がやりたいと小学校の卒業アルバムに書いたくらいなので、頭の中身は子供の時とほとんど変わってないかな。何かになりたいというより、やり続けるんだろうという感じ。

なるじ:
漠然としてるようで、現実今そうなってるね。
現在、画家としての活動が目覚ましいけど、音楽との比重はどんな感じなのかな?気持ちの変化とか。

松井:
音楽活動が盛んな時期も絵は描いていて、色んなバンドのジャケット作ったり。絵の方に更に比重が重くなった のは震災以降かな、うまく言葉には言えないのだけど。。震災1年後、東京のNO.12GALLARYと音飯で、時期 が重なるように個展をやらせて頂いたのも縁であり、きっかけの1つ。
縁といえば、やるべきタイミングと気持ちが合致して、BREAKfASTというバンドに加入して活動するようになって、脳内に新しい角度の感覚が生まれてる。

なるじ:
やるべきタイミングと気持ち。。それはあるね、この「糸りとり」がまさにそう。
では最後に、近年は寺尾紗穂さんとのライブドローイングなど活動の幅も増えてるけど、今後の予定とやってみたい事は?

松井:
京都下鴨のyugue(ユーゲ)で個展続行中で、最近展示替えしました。
名古屋でもまたいつか個展をしたいと思ってます。自分が驚いて、興奮するようなものが作りたいです。

なるじ:
ユーゲ、もう常設状態だね 笑
絵も音楽も、これからも楽しみに応援してます!

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次回も「み」 
前田 ひさえさんへ、バトンタ〜ッチ!!!

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これまでの糸りとり

第1回「あ」➡『赤い輪っか』成地 亜紀(2013.11.05 UP)
第2回「か」➡『風立ちぬ』遠山 敦(2013.12.01 UP)
第3回「ぬ」➡『ヌクアロファ』TMTM/Tomoe Miyazaki(2013.12.28 UP)

第4回「あ」➡『あたらしい家』松尾ミユキ(2014.2.2 UP)
第5回「え」➡『えびでたいをつる』田口美早紀(2014.3.4 UP)
第6回「る」➡『ルウェンゾリの山男』wassa(2014.4.7 UP)
第7回「こ」➡『コイル』都筑晶絵(2014.4.29 UP)
第8回「る」➡『留守の部屋』Nobue Miyazaki(2014.6.5 UP)
第9回「や」➡『やみよやまねこやすみの国』鈴木 いづみ(2014.7.5 UP)
第10回「に」➡『二期作』塩川 いづみ(2014.8.3 UP)
第11回「く」➡『鯨のランプ』nakaban(2014.9.6 UP)
第12回「ぷ」➡『プレイバック』山口 洋佑(2014.10.3 UP)
第13回「く」➡『空中分解』狩野 岳朗(2014.11.4 UP)
第14回「い」➡『意図的な神の意思』村橋 貴博(2014.12.4 UP)
第15回「し」➡『short short show』fancomi(2015.2.3 UP)
第16回「う」➡『』藤田 道子(2015.3.12 UP)

 

<PROFILE>

ippei_profile

松井 一平/画家
CD・レコードジャケット・書籍をはじめ、様々な媒体で作品を発表。 TEASI、BREAKfAST、わすれろ草、ネス湖のメンバーとして音楽活動も行っている。
HP  ippeimatsui.com

 

<お知らせ>
○ハンカチ専門店swimmieより、ハンカチが発売されました。
http://swimmie.me/news/?p=381

○シンガーソングライター寺尾紗穂「楕円の夢」全国ツアーのTシャツの絵を描きました。
寺尾紗穂 『楕円の夢』全国ツアー 舞踏グループ「ソケリッサ!」共演プロジェクト』
http://camp-fire.jp/projects/view/1819

 works



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企画/
ディレクション:成地 亜紀
題字:遠山 敦

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